キョーリンリメディオ企業行動憲章
(2006年9月1日制定)
(2023年4月1日改定)
キョーリンリメディオ株式会社
企業は、公正かつ自由な競争の下、社会に有用な付加価値および雇用の創出と自律的で責任ある行動を通じて、持続可能な社会の実現を牽引する役割が求められている。
ジェネリック製薬企業においては、リーズナブルな価格で品質の優れたジェネリック医薬品を開発・供給することにより、世界の人々の健康と福祉と医療に貢献し、また持続性のある医療保険制度に寄与する価値ある存在であらねばならない。
キョーリンリメディオはジェネリック製薬企業の一員として、次の行動原則に基づき、国の内外を問わず、関 係法令、国際ルールおよびその精神を遵守し、高い倫理観をもって行動する。
- (持続可能な経済成長と社会的課題の解決) 持続性のある医療保険制度に貢献するジェネリック医薬品を安定的に供給し、医療コストの効率的配分及び国民の健康と福祉に貢献する。
- (科学的かつ厳正な研究開発) 臨床試験は、医療機関の協力を得て、被験者の人権を尊重し、安全確保に留意し、かつ科学的厳正さをもって遂行する。非臨床試験において、必要な動物実験は動物福祉に十分配慮して行う。医薬品等の製造販売承認申請に際しては、関係法令、社内規程等、科学的妥当性に基づいて適切なデータの取扱いを行う。
- (適正使用の推進) 医薬品等の適正使用を確保するため、品質、有効性および安全性に関して、国内外の科学的に裏付けられた情報を的確に提供するとともに、製造販売後の情報の収集、分析評価とその伝達を迅速に行う。
- (医療関係者・患者等との信頼関係) 医療関係者や患者等と誠実なコミュニケーションを図り、満足度の向上と信頼の獲得に取り組む。
- (公正な事業慣行) 公正、透明、自由な競争を通じ、生命関連製品である医薬品等の適正な取引と流通を行うとともに責任ある調達を行う。また、医療関係者をはじめ、取引先、政治、行政との健全な関係を保つ。
- (情報管理の徹底) 高度IT化に伴い、個人情報、顧客情報等の適正な保護に十分配慮し、情報管理に万全な対策を行う。
- (公正な情報開示、利害関係者との建設的な対話) 企業情報を適時、適切かつ公正に開示し、製薬企業を取り巻く医療関係者、株主、投資家、従業員、取引先、および地域社会と建設的な対話を行い、企業価値の向上を図る。
- (働き方の改革、職場環境の充実) 従業員の多様性、人格、個性を尊重するとともに、健康に配慮し、安全で働きやすい職場環境を実現する。同時に、従業員の成長と倫理観の高揚を促し、働きがいのある企業経営を目指す。
- (環境問題への取り組み) 環境問題への取り組みは人類共通の課題であり、企業の活動と存続に必須の要件として、主体的に行動する。
- (社会との共生、社会発展への貢献) 「良き企業市民」として、積極的に社会との共生を図り、その発展に貢献する。
- (危機管理の徹底) 市民生活や企業活動に脅威を与える反社会的勢力の行動やテロリズム、サイバー攻撃、自然災害、パンデミック等に備え、組織的な危機管理を徹底する。
- (人権の尊重) すべての人々の人権を尊重する経営を行う。
- (経営者の役割と本憲章の徹底) 経営者は、本憲章の精神の実現が自らの役割であることを認識し、率先垂範の上、その徹底を図るとともに、取引先にも促す。また、社内外の声を常時把握し、実効あるガバナンスを構築する。本憲章の精神に反し、社会からの信頼を失うような事態が発生したときには、経営者自らが率先して問題解決にあたり、原因究明、再発防止に努めることで信頼を回復し、その責任を果たす。